目次
全国2位の速度で進む高齢化
ニーズに沿った高齢者住居とは
千葉県では、全国2番目の伸び率で高齢化が進展しています。
平成22年国勢調査時点では21・5%だった高齢化率は、平成27年には25%を超え、県民の4人に1人が65歳以上になると見込まれています。
県は今月22日、「千葉県高齢者住居安定確保計画」を発表。65歳以上の人口に対し、現在1.8%の高齢者用住宅数を平成32年までに3%以上に引き上げる目標を設定。老人ホーム、グループホームなどに加え「サービス付高齢者向け住宅(安否確認や生活相談などが受けられる住宅)」を約6倍の9千戸に増やし、平成27年までに3万6千人分の住居を確保する計画です。
介護が必要になった時、支援を受けながら自宅で暮らすことを望む県民の割合は66%以上(平成22年・県政に関する世論調査)。専用の住宅整備も必要ですが、もっともニーズに近く確保しやすい高齢者住居は自宅なのです。「我が家に住み続けたい」。その願いを真に叶える訪問型の生活支援、介護、看護、医療の仕組み作りが火急の課題。課題解決に向け、具体的な提案をして参ります。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)