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県立高校のエアコン整備
来年度全校整備、全校県費負担へ
「酷暑」とまで言われた今年の夏、全国各地で熱中症が続出し、災害レベルとまで言われました。そこでクローズアップされてきたのが県立高校へのエアコン設置です。県立高123校のうち普通教室にエアコンが設置されているのは103校。低くない数字のように思えますが、設置費用を県が負担しているのは、騒音対策など特殊要因がある5校のみ、残り98校は保護者が負担しています。
この状況を踏まえ、県議会でも全校へエアコン整備と費用の県負担を何度も求めてきました。
先の九月定例県議会で、森田知事は、来年夏へ向け、全ての県立高校の普通教室に県費でエアコンを設置する意向を表明、設置済みの高校については、県負担に変更する方針も明らかにしました。
12月議会でも知事は、来年9月1日までに未設置校への整備を行うこと、来年度からリース料を県負担とし、予算を2月議会に提出すると答弁しました。
県の対応は遅きに失した感はありますが、安全な学習環境に向けた大きな前進と言えます。普通教室以外への整備拡充も含め注視してまいります。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)