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12月議会で特別委設置を要求
徹底的な究明で不正の再発防止を
今年最後の議会12月定例会が行われています。今回の議会で民進党会派は、「千葉県職員コンプライアンス推進状況調査特別委員会」設置を求める発議を取りまとめ、私が提出者となりました。
その背景にあるのが先月末発覚した官製談合。県発注の工事の入札を妨害したとして、 県東葛飾土木事務所の幹部職員だった2人と、建設業者役員が逮捕されました。2人は、入札の最低価格となる「調査基準価格」を決める立場を悪用し、業者に情報を提供。
また、逮捕された2人を含め、県幹部が度々高級料亭などで接待を受けていたことも判明し、職員のコンプライアンス意識を強く問われる状況になっています。
2009年には長年慣習化されてきた、全庁的な不正経理が明らかになり、2014年には県水道局の配水管工事に絡む官製談合で逮捕者が出ています。こうした事件が起きるたび、県は「コンプライアンスを高め再発防止に努める」と謝罪しますが、度重なる不正を見る限り、その対策に効果があるとは思えません。
特別委員会は、最大会派である自民党会派に否決される見通しですが、職員のコンプライアンスを引き続き強く、厳しく求めてまいります。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)