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平成25年度予算発表
財政を建て直す経営計画の提示を
2月議会に提示された25年度当初予算は、昨年より7・7%減の1兆4767億円でした。これは来月、知事選挙があるため、社会保障費などの義務的経費、継続事業の予算、また経営上必要な支出を計上した骨格予算になります。
つまり、この予算の中には、政策に絡む事業予算は組み入れられていないため、選挙後の6月議会で、補正されることになります。
県の財政状況は引き続き深刻で、24年度と同額の1710億円の臨時財政対策債を発行し、財源不足をしのぐ予定。この結果25年度末の県債の総額は2兆9320億円と、過去最高になる見込みです。
震災からの復興に多大な予算がかかったことは理解しています。しかし、県の復興事業の目処がついた今、財政再建は、千葉県の最重要な課題です。
県債ありきの予算編成からどう脱却を図り、いかに財政を建て直すのか、明確な経営計画を示すことを、全ての知事選挙候補者に求めたいと思います。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)