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八ッ場ダム中止を求めて
森田県政初の定例会・6月議会で一般質問に立ち、八ッ場ダム中止を再度検討するよう要望しました。
知事は、所信表明で「無駄な公共事業を排し一切の利権政治とは決別する」と明言。その一方、就任直後に出席した「八ッ場ダム推進議員連盟会」で「早期完成に向け頑張る」と計画推進を表明しています。
地方自治体に重い財政負担を強いるダム事業は、利権の温床ともいわれ、また、整備による治水・利水効果も疑問視されており、各地で計画を見直す動きが出ています。川辺川ダム(熊本県)は、蒲島知事の反対表明により休止。大戸川ダム(滋賀県)は、大阪の橋下知事、京都の山田知事、滋賀の嘉田知事らが結束して反対し、凍結となりました。
選挙中は、「情報を集め精査する」と八ッ場ダムに慎重だった森田知事。しかし、就任後、現地視察もせずに当局の説明だけで推進を決めたとのこと。「無駄な公共事業を排す」と言うからには、約束通り多方面から情報を集め、再度精査をすべきです。八ッ場ダムの県負担金は、約760億円にもなります。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)