昨日、環境生活警察常任委員会で、質疑を行いました。
今回の委員会では、ニューフィルハーモニーオーケストラのその後や、三番瀬再生について、交差点の安全についてなどの質疑を行いました。
ニューフィルの支援は、昨年来継続して取り組んでいるテーマです(→過去の関連記事)。昨年、再構築に向け計画ができ、9月の補正で予算もつけられました。
今回は、「指揮者を公募する」といううれしい報告を聞くことができました。というのも、「民間感覚あふれるプロのプロデュサーなどの力をかりるべき」と、これまで何度か提言しており、「指揮者の公募」は、それに近い効果があると思われるからです。このまま、再生に向け前進してほしいと思います。
三番瀬については、再生に熱心だった堂本知事が、結局この問題への明確な道筋をつけぬまま退陣し、森田県政の考えを確認する意味で質疑しました。今のところ、まだ白紙の状態のようですが、浦安市は独自に自然観察舎の計画を進めており、県の意図と市の意図がずれていくことがないように、三番瀬の将来像を同じ目線で見据えてほしいと要望。交差点については、事故多発交差点での早急な事故防止対策を求めました。
この他に、民主党県議会議員会会長の田中議員の要請で、アグリガイアシステムに関する質疑も行いました。アグリガイアシステムは、県から交付金16億円を受けて佐倉市内に工場を建設し、食品リサイクル事業を進めていましたが、6月末で事業を停止しました。事業開始当初は、環境ベンチャーとして注目を集めていたものの、堆肥化事業の不採算や飼料化事業の収支バランスが取れないことなどが要因となり、わずか2年で経営に行き詰る結果となりました。事業者のみならず、行政の査定の甘さを厳しく問う必要があると感じています。
当局は、事業再開を目指すとの答弁をしていましたが、たとえ環境に役立つとはいえ、不採算の事業にずるずると税金が注ぎ込まれることがないよう、一度失敗は失敗と認め原因を厳しく精査したうえで、どういったかたちの存続の道があるのか、しっかり県民に提示する責任があると思います。