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ひったくり件数全国一位
問われる千葉の暮らしの安全
千葉県内のひったくり件数が全国最多になっています。千葉県の事件認知件数は、10月末計で1913件(前年同期比53件増)、34年連続ワースト1位を記録する大阪府の1880件を抜き「日本一ひったくりが多い県」になってしまいました。
この状況に危機感を持った県は、今年9月には、森田知事自ら注意を呼びかける啓発DVDを制作、県内警察署や防犯団体に配布した他、12月議会の補正予算案にも、「ひったくり対策事業費」として2千万円を計上しています。
人口約880万人の大阪府と、620万人の千葉県、規模が違う2都市が犯罪発生件数で競うこと自体、異常なこと。ひったくりの件数を10万人あたりで比較すると、千葉が31件、大阪は21件で、その差は1.5倍近くにもなります。この問題は、千葉の「安全」が、根本から問われる深刻なものだと、私は考えています。
12月7日に県議会で一般質問(13時登壇)に立ちますが、千葉の暮らしの安全を、どう立て直していくのか森田知事に問いたいと思います。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)