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森田県政最大の課題
堂本県政が幕を閉じ、千葉県は新たに森田知事を迎え、今まさにスタートを切ったところです。
ご存じの通り、千葉県は長年にわたり財源不足を起債で補う借金財政が続いており、平成20年度末の県債残高は、2兆5731億円。県民一人当たり42万2千円になります。
県の財源不足は、信号や交番設置、護岸整備など、身近な施策の遅れという形で、浦安にも影響を及ぼしています。
かねてから「財政の建て直しなくしては、県民の生活を守ることができない」と私は考えており、大型公共工事より生活に密着した施策を優先すべきと、八ッ場ダムの中止などを求めてきました。
リニアモーターカーの整備をはじめ、強気の公約を掲げている森田知事。次の議会では、知事の施策を盛り込んだ補正予算が、議会に提出されます。
巨額の借金で財源不足を賄う経営体質の抜本的な改善が、県政の最大の課題とする立場から、慎重に審議していきたいと思います。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)