県立浦安南高校の文化祭「若潮祭」に行ってきました。
浦安南高校は、東日本大震災で敷地全体が地盤沈下し、校舎や体育館などの建物と地面の間に約1メートルの段差ができ、上下水道が使用できないなど授業継続が困難なことから、4月~8月まで、統合により空き校舎となった船橋旭高校に一時移転していました。
現在は、上下水道が復旧し、沈下していた地盤は、駐車場や校舎周辺など一部は、かさ上げ工事が完了しているものの、グランドはまだ使用できない状況。全面的な復旧には、年内いっぱいかかる見込みだということです。
今年の若潮祭は、「浦南復活~未来青春宣言~」がテーマ。模擬店やステージパフォーマンス(写真)などで活動する生徒たちの姿に文字通り「浦南復活」を感じました。
浦安南高校の教頭から、沈下した駐車場が、傾斜がついた形で復旧されたため、使用できる敷地がせまくなってしまったことや、隣接地に企業庁が整備している公園や学校前の道路と土地の高さが合っていないことなど、相談を受けています。企業庁に問い合わせたところ、高さの基準を合わせることは可能との回答。また教育委員会でも、調査して善処するとのこと。
学校の全面復旧には、まだ時間がかかりそうですが、生徒たちの母校が、一日も早く元の姿となるよう、引き続き働きかけてまいります。