WAVE101の市民ギャラリーで開かれた、ファイバーリサイクルうらやす主催の「古布の愉しみ ~小野博子さき織り展~」に行きました。
さき織りは、ファイバーリサイクルなどに出された古布を細く割いて織り合わせ、バッグや帯などを創作する工芸ですが、「リサイクル品」というイメージからは想像もできない「アート」な作品の数々に出会うことができました。
ゴミを減らすために、ゴミの発生を抑制する「REDUCE(リデュース)」、繰り返し使う「REUSE(リユース)」、資源として再生する「RECYCLE(リサイクル)」の3Rが提唱されていますが、ゴミになるはずの布を再生して、繰り返し使えるようにする「さき織」は、この3R全てを叶えているばかりでなく、「REVALUE(価値の再生)」にもつながっていると思いました。
さき織りには、ひとつの作品に仕上げるのに膨大な手間暇がかかるとのこと。人の手に触れた時間が長い「手作り」の物に共通する優しげな表情が印象的でした。
ファイバーリサイクルうらやすは、「もったいない!」を合言葉に古着や布のリサイクル活動をしている団体で、古着や布の回収だけでなく、講座や展覧会などのイベントを開催し、ファイバーリサイクルへの理解を広める活動なども行っています。
「古着は資源」です。いらない古着などがある時は、ゴミにせずリサイクルを。
回収日の予定などは、下記サイトに掲載されています。