
あけましておめでとうございます。
2017年がはじまりました。
毎年元旦に「年頭の言葉」を書いていますが、ここ数年は、日の出公民館で習っている書道教室の文化祭に出した漢詩の一文を選んでいます。
今年は、「因敗成勝」。
「敗に因りて勝を成す」という、古来中国の戦国武将の言葉です。
失敗や敗けたことの原因を明確にし、それを分析することで、次の勝ちにつなげるという解釈のもと、半紙に向かいました。
昨年7月の参議院選では、小西参議院議員の議席は守れたものの、自民の圧勝となり、安倍政権の一強体制が確立してしまいました。国防の動き、前時代的な公共投資、予算の膨張など、これから日本がどこへ行こうとしているのか、行く道の危うさを強く感じています。
地方議会である千葉県議会でも、強大な勢力を持つ自民党の判断が、本当に県民を代弁するものなのか、強く懸念する動きがあった一年でもありました。
その因をはかれば、私たち民進党が、市民・県民・国民のみなさんに、ご期待を寄せていただける状況でないからということになるでしょう。この状況を変えるには、私たち議員ひとりひとりが、これまでにも増して実直に責務を果たして行くしかありません。その結果、ほんの少しでも実際に、市民・県民・国民の暮らしが良くなれば、また未来を明るくすることができれば、そして、不公正をただすことができれば、必ず皆さまのご信頼を勝ち取る党になれると信じています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2017年元旦 千葉県議会議員 矢崎けんたろう