第10回都道府県議会議員研究交流会に参加してきました。
この会は、全国都道府県議会議長会が「地方分権の時代に即応した議会機能の充実と活力に満ちた地域づくり」を目指し、平成13年度から開催しているもの。10回目の開催となる今年は、全国から約600名の都道府県議会議員が集まりました。
会は2部構成で、まず、基調講演。次いで5つの分科会に分かれ、パネルディスカッションを行いました。
今年の基調講演は、時事通信社解説委員 田崎史郎氏の「「日本の政治は良くなるか~ねじれ国会の課題と展望」。
歯に衣着せず、昨今の政治や政治家の在り方に鋭く切り込む「報道人」らしいお話でした。
次いで、分科会に分かれましたが、私は、第3分科会の「議会の政策立案機能の強化」に参加しました。九州大学大学院法学研究院准教授田中孝男氏をコーディネータに、清水誠一北海道議会議員、井岡正徳奈良県議会議員、両パネリストから、各議会での取り組みが紹介されました。
清水誠一議員は、議員提案の条例「北海道障がい者及び障がい児の権利擁護並びに障がい者及び障がい児が暮らしやすい地域づくりの推進に関する条例」、井岡正徳奈議員は、常任委員会提案の条例「ならの地域医療を守り育てる条例」を制定するまでの事例を紹介され、行政のチェックという議会の役割から、政策の立案へと、より積極的に街づくりに関わる議会のあり方に、大いに刺激されました。
残念ながら、その後の交流会には参加することはできませんでしたが、党派・会派、そして地域は違えども、日本各地で、その街をより良くしようと活動している「仲間」たちがいることを確認でき、大きな励みになりました。
この研究会で得たものを、これからの活動に活かして行きたいと思います。