公示前、「暁の空を見上げて夜明けを待っているような気持」と書きましたが、
あの日見上げていたその空に、今、新しい太陽が輝いています。
新しい政治の時代の夜が明けました。
明治維新から今日まで、官僚に依存してきた日本の政治は、
国民の生活を置き去りにして、国益や、一部の人間、一部の企業を優先してきました。
「痛みを分かちあおう」と呼び掛けた自民党の改革は、
夢や希望どころか、安心や安らぎすら持つことができない時代を招き、
社会を閉塞感という名の帳で覆ってしまったかのようでした。
その帳を、変革を求めて沸き起こった風が薙ぎ払い、
今、明るい日差しの下、新しい時代の日本の政治が、姿をみせようとしています。
この結果は、これまでの自民党政治を否とした市民・国民の意思であり、
民主党への積極的な支持ではないでしょう。
しかし、これほどまでに多くの方が「変える」ことを選ばれた。
その勇気に、その期待に、民主党は真摯に、そして確実に
応えていかなければいけないと思います。
私も、民主党の一員として、そして、政治に携わって生きることを決めた人間として、
政治の新しい時代を築くため、しっかりと責任を果たしていく覚悟でおります。
これからの政治に注がれる、みなさんの視線を感じながら。