公示日を明日に控え、思いのほか冷静な自分がいます。
いや「冷静」というより、「厳粛」と言った方がいいのかもしれません。
紆余曲折、山あり谷ありの道のりを歩んできたその足を止め、
暁の空を見上げているようなそんな気持でしょうか。
この国の政治が、変わろうとしています。
長きにわたった官僚主導や業界癒着の自民党政治は、
この社会を「政治腐敗」や「政治不信」、
「格差社会」や「雇用不安」という名の、暗い帳で覆ってしまいました。
10代の若者でさえ、自分の将来に夢を見ることができない。
懸命に働いても、生活に安心や希望を抱けない。
どれだけ世界に誇る経済力があろうとも、国民の暮らしを守ることができなければ、
その政治は、国民に求められていたものではないはずです。
闇の中で先が見えない閉塞感に国民がざわめけば、
定額給付金のようにあたかも花火のような一瞬の夢を見せることしかできない、
今回の選挙は、そんなまやかしの政治に終止符を打ち、
新しい政治の幕を開けるものだと信じています。
朝日を迎えるその場所に向かって、明日から更に足を早め、
私たちは、力強く歩み続けていきます。
皆さんと共に。
2009年8月17日 公示日を前に… 矢崎けんたろう