目次
千葉文化遺産111件を選定
県民交流の活発化に期待
県は今年、「次世代に残したいちば文化遺産」を選定し、先月末、景観、建物、神社仏閣、伝統文化、祭り、伝統工芸、食べ物など、111件を発表しました。葛南地区では、旧宇田川邸・旧大塚邸に代表される「浦安の文化財住宅」が選ばれています。
オリンピック・パラリンピックは、スポーツの祭典ですが、同時に文化の祭典でもあり、開催地にとって、文化的魅力を発信する絶好の機会。今回の「ちば文化遺産」選定も五輪への参画・機運醸成、レガシー創出を見込む「東京2020公認文化オリンピアード」事業の一貫でもあります。
この夏、先進自治体として視察した北海道では平成13年に第一回、16年に第二回選定を行った「北海道遺産」があり、それらの線や面でつなぐような道民や観光客参加型のイベントを行っています。
世界への発信は重要ですが、受け入れ側の準備が整いきっていない現実もあります。県の資産であるからこそ、まず、より多くの県民に認知され、県内交流の活性化につなげていくことが、重要と考えています。今後の活用を提言してまいります。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)