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9月議会で一般質問
災害救助犬育成に 県の支援を要望
災害救助犬は、地震や土砂災害で、倒壊した家屋や土砂に埋もれた人を、その嗅覚によって迅速に見つけ、救助の助けとなるよう訓練された犬のことを言います。日本の災害救助犬は、一般の飼い犬の中から資質のある犬を選び、ボランティアで育成されており、浦安では、日本救助犬協会・浦安チームの方々が、市から提供された土地で訓練に取り組んでいます。
協会の方の話によると、現在県内の災害救助犬は20頭程度、県全域で必要な頭数は200頭とのこと。活動できる年数も限られるため、絶えず育成し続ける必要があります。
今回の一般質問では、災害救助犬についての県の認識を聞くとともに、県の積極的な支援を要望しました。「今後も防災訓練などを通じ災害救助犬の認知度を高めるとともに、国や他県の動向を注視し更なる支援のあり方を検討したい」(防災危機管理部長)との答弁。徳島県では、愛護センターの殺処分予定の犬から、救助犬を育てる取り組みをしています。こうした先進県から学び、動物愛護にも災害救助にも役立つ施策を推進するよう求めてまいります。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)