24日開会の12月議会を前に、民主党会派に対する議案の説明がありました。
次の議会には、一般会計補正予算案をはじめ、特別会計補正予算案が3議案、条例関連が14議案、契約が6議案、指定管理者の指定が17議案、その他2議案の合計43議案が提出される予定です。
今回の一般会計補正予算に、「ひったくり対策事業費」2千万円が、新たに盛り込まれています。
これは、今年、ひったくり発生件数で長年1位を走っていた大阪府を千葉が抜き、日本一ひったくり件数が多い都道府県になったことによる緊急対策費で、覆面オートバイ用の自動二輪車や原付きバイクなど40台、追跡用車載カメラ116台などが導入される予定です。
千葉は、これまでもひったくり件数のワーストランキングの常連です。06、07年は、全国ワースト3位、08年は2位、09年は4位で、ここ数年は、件数を減らしてきているものの、2010年になって、増加傾向となり、10月末時点の前年同月比は、53件増えています。一方大阪は、橋下知事の「路上犯罪ワースト1位返上」の大号令のもと、大幅に件数を減らすことに成功、千葉がついに1位となってしまったのです。
人口比から言っても、比べ物にならない大阪と千葉が、ワーストを争うこと自体、大きな問題です。また、大阪では、ひったくり対策として、重点地域への防犯カメラ設置が、大きな成果をあげているそうですが、千葉では、同様の対策をとる計画はなく、今回の緊急予算が、ひったくり減少にどの程度効力を発揮するのか、費用対効果を見て行く必要があると考えています。
浦安でも、ひったくり件数が増えています。10月末現在の浦安署管轄のひったくり件数は50件。昨年同月比で、25件も多い状況です。県警の話では、「被害者になるかもしれないという意識を持っていただくのが難しい」とのことです。
年末が近くなると、更にひったくり事件が多くなる傾向があります。
被害にあわれないよう、どうぞくれぐれもお気を付けください。
→千葉県警WEBサイト 「出かけた先での防犯対策・ひったくり編」