2月の定例議会で担当した「千葉県子どもと親のサポートセンターにおける不登校経験者と、その親による相談事業の継続を求める請願」。この6月定例議会にて事業の継続が認められ継続することに決まりました。
「不登校経験者とその親による相談事業」は、平成14年から約10年に渡り、千葉県子どもと親のサポートセンター内で、不登校に悩む子どもや保護者の相談に対応してきました。
事業を運営するのは、ご自身も不登校で悩んだ経験がある方々。経験に基づく親身な相談や、悩みを乗り越えた方々との交流が、不登校児の支援となり、成果をあげていると評価がある事業です。
その事業が、平成24年度いっぱいで打ち切りなるという決定を、運営されている方々が聞いたのは、24年の12月28日。仕事納めの当日に、相談ではなく「通告」のようなかたちで、一方的に終了を告げられたそうです。運営されていた方々から、この相談を持ちかけられた時、すぐには信じられないような気持でした。10年も共に事業を担って来たはずが、信頼関係を根本から覆すような当局の姿勢に、戸惑い、憤るのは当然のことでしょう。
不登校児の心をほぐすには、時間がかかります。ましてや、精神的な負担増から、もっとも不安定になる新学期の時期に、あっさり打ち切ることができると考えること自体が、利用者の実態を全く把握できていないと言わざるを得ません。
相談を受けて、請願の紹介議員となり、2月議会では、予算員会、常任委員会で当局の姿勢を問いました。結果として、25年も事業継続が決定し、責任を果たすことができました。
不登校に悩む子どもたちを継続して支援していくためにも、この問題には引き続き取り組んで、まいりたいと思います。