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行政改革・財政健全化計画
知事の任期区切りの計画に見える限界
先月31日、森田県政2期目の平成25年度~28年度に取り組む「行政改革計画・財政健全化計画案検討資料」が議員に配布されました。現段階では、あくまでも「資料」ですが、今後パブリックコメントや行革審議会の審議結果、議会での議論などを経て、計画として具体化されていきます。

内容を確認したところ、1期目の計画同様、抜本的な改革に通じるようなものはなく、短期的な視点の「対策」に終始していると言わざるを得ません。
首長に任期がある以上、成果を評価する期日設定は非常に重要ですが、継続的に取り組む施策の場合、中長期的な視点がないと方向性を失う危惧があります。
そもそも、行政改革も財政健全化も、「終わりなき取り組み」であり、その目的は、より良い千葉をつくることに他なりません。行革は、いわば仕組みづくりなのです。
細かな手法に埋没せず、仕組みをつくり、定着させて行くことを、提言してまいります。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)