先日、この記事で(→「一般質問通告」)一般質問のご案内をいたしましたが、質問内容の詳細について、以下にご説明させたいただきます。
1.知事の政治姿勢について
震災後、県議会選挙執行の行き違いなどで、県と浦安市の関係がギクシャクしているのではないか、という市民の声を聞きました。「両首長の関係が良好ではないのでは」とか、「県と市が対立しているから、支援を期待できない」というようなことを話される市民の方も存在します。
前々から申し上げている通り、復興には、市・県・国の連携が必須。18日に菅首相が浦安を視察した際に、「被災された市民の立場で(政治的なスタンスの違いを)乗り越えていかなければならない」という主旨の発言がありましたが、本当にその通りだと思います。
浦安に対する知事の姿勢を確認するとともに、投開票が行われなかった浦安選挙区の県議会選挙について、知事の見解を聞きます。
また、昨年1月、経営破たんをした県の第三セクター「株式会社かずさアカデミアパーク」の「民事再生に係る報告書」がまとめられ、6月20日に発表されています。今回の総括を踏まえ、この教訓を今後のかずさアカデミアパーク事業にどう活かしていくのか、知事の考えを求めます。
2.復旧・復興計画について
3月に東日本大震災の緊急対応として専決処分で執行された補正予算62億円、5月の臨時議会で補正された予算528億7千万円、そして今回は328億2千9百万円の補正予算案が提出されています。6月議会に提出されている補正予算案が通れば、災害対応及び復旧・復興費に約918億円という巨額な予算が計上されたことになります。
災害の復旧・復興は、千葉県の最大かつ最優先の事業ですが、大幅な税収減が見込まれる中、有効に予算を使って行く必要があり、そのためには復旧・復興計画の策定が必須です。
復旧・復興計画については、他の議員が、内容・進捗などについて既に聞いていますので、私は、この計画を策定するうえで、国との連携をどのように図っていくのか聞くとともに、策定するうえで、被災に合った住民の声を吸い上げるべきという考えをぶつけてみます。
3.液状化対策について
東日本大震災により、千葉県各地で想定外の液状化が発生しました。千葉県は、湾岸に埋め立て地が多く、「液状化」することは、「想定外」ではなく、地域防災計画にも明記されてきました。県として、包括的な液状化対策を検討してこなかったのか、聞きます。
また、次の震災に備え、液状化対策をとらなければ、真の復興とは言えないと思います。県は、どのように液状化対策を進めて行くのか質問します。
4.被災者支援対策について
東日本大震災では、多数の住宅被害が発生しました。千葉県防災危機管理課の調べでは、県内の建物被害状況は、全壊746棟、半壊3566棟、一部損壊20561棟。全壊・半壊被害には、県も市も独自の支援策を発表していますが、最も多い「一部損壊」の被害に対しては、なんの支援もありません。義援金の配分など、支援に対する考え方を聞きます。
5.放射能汚染について
福島第一原発事故により、多くの市民・県民が不安を抱えています。特に放射能測定に対し、県の初動対応の遅れなどの問題があり、県民に不安を与える結果となったと考えています。放射能を測定・公表するのは、県民の安全を守るために他ならず、測定結果が悪化した場合に備え、行動指針などを策定しておく必要があると思います。県の考えを聞きます。
繰り返しのご案内になりますが、
私の一般質問は、28日の13:00開始予定です。
県議会まで、足を運んでいただくのは、本当に恐縮ですが、お時間のある方は、ぜひ傍聴ください。
また、当日、インターネット議会中継で、ライブ放送もご覧いただけます。
→千葉県議会 インターネット中継