娘の夏休みの宿題の締めくくりに、96歳の保戸田さんを訪ねました。
今年の自由研究は、浦安を題材にしたものという課題があり、娘は、1949年に上陸し、浦安にも大きな被害をもたらしたキティ台風を選びました。
当時の浦安のことを調べたり、被害の大きさを調べたりして、宿題はほぼ完成していたのですが、この台風のことを知っている人に話が聞きたいというので、保戸田さんを紹介していただきました。
保戸田さんは、浦安市場で主に貝類を商っていらっしゃるお宅の家長。96歳とはいえ、いまだ現役で、お話を伺っている間にも、作業場で貝を剥いたり、アナゴをさばいたり、元気に働いていらっしゃいました。お元気でご長寿の秘訣は、こうして身を粉にして毎日働かれていることなのかもしれません。
娘の質問に「キティ台風もすごかったが、関東大震災はもっとすごかった」と話されていた保戸田さん。関東大震災といえば、大正時代(1923年大正12年)の災害です。大正、昭和、平成と3つの時代を歩まれてきた、保戸田さんの人生を想い、圧倒される気持ちがしました。
いつまでもお元気で、長寿日本一を目指していただきたいと思います。