昨日・今日と東京赤坂で民主党の地方自治体議員フォーラムが開かれました。このフォーラムは、党が毎年主催しているもので、全国から民主党の地方議員が集まり、1日目は党首はじめ党幹部の話や講演があり、2日目は分科会に分かれて、テーマに沿ったワークショップや意見交換を行っています。
今回、私は、「地方議会とローカルマニフェスト」というテーマの分科会に参加。現在、来年の統一地方選挙に向けてマニフェストを作り始めているところですので、参考になるとともに、他県の地方議員の意見などに大いに刺激をもらうことができました。
また、パネリストとして参加された、名古屋大学教授の後房雄氏の「二元代表制から議会一元制への転換を図るべし」という提言も非常に興味深いものでした。
現行の首長と議会が地方政治の両輪(首長が施政者、議会はチェック機関)となる二元代表制には矛盾がある、国と同じように選挙によって政権与党を選び、首長及び地方議員がともに施政を担うべきではないかという投げかけです。
確かに、議員は、要望や提言を行えるのみで自ら施策を実行することはできません。施策を決め、それを実行して行くのは、首長と職員です。その仕組みであるが故に、私自身これまで、何度ももどかしい思いをしてきました。
現行の制度ありきではなく、地方政治のあり方を根本から見直すことも必要であり、政権与党となった今は、それを変えることも不可能ではないのだと気付かされました。