先月27日金曜日から、12月定例県議会がはじまっています。
毎回12月議会は、議案も少なく、比較的静かな議会、今回提出された議案は、9月議会の半分以下の16議案となっています。
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その中では、やはり議案第1号の「平成21年度千葉県一般会計補正予算」がもっとも大きな議案です。国からの交付金を受け地域医療再生基金制定のための予算が50億円、新型インフルエンザ対策として、ワクチン接種の助成金が33億円、緊急雇用創出市町村補助事業2億円など、合計約92億円の増額補正となっています。
地域医療再生基金制定は、地域の医療課題の解決のために、国からの交付金を受け基金を制定するものです。この件については、再生地域のひとつである旭市に、視察に行ってきましたので、改めてご説明します。
新型インフルエンザのワクチン補助金は、低所得の方のワクチン接種の金銭的負担を軽減するための予算です。
その他の議案としては、人事委員会勧告を受けた職員給料の引き下げ議案が提出され、初日に可決されています。人事委員会では、毎年民間の給与を調べ、公的機関と格差が出た場合は、それを是正するように勧告しています。昨年のリーマンショック以来、民間企業では、給与水準がジリジリ下がっており、千葉県でもそれにあわせるよう勧告を受けました。
今回の引き下げは、2.2%の減額で、県全体で約110億円の歳出削減につながるとのことです。
12月議会の会期は、22日火曜日まで。常任委員会や不正経理に関する県からの最終報告なども予定されており、議案は少なめと言っても、あわただしい師走です。