浦安商工会議所事業推進委員会の地域ブランド開発プロジェクトにより、浦安ブランドの焼酎が誕生し、先週お披露目会に行ってきました。
「人と人とが信頼と思いやりによってふれあう絆を大切にしていきたいとの思いを込め」て命名された「浦安の絆(きずな)」(写真・上)は、古来より薬膳の食材として珍重されてきた「菱」を原料に作られています。
菱の実は、沼地や池に自生する植物で、昔は九州から北海道まで日本各地に群生し、かつては、浦安の池や沼にも自生していたそうです。現在では、沼・池などの減少により希少になっているとか。
味は、クセがなくまろやか。家族や仲間と、杯をかたむけ絆を深めるのに一役かってくれそうです。
ところで焼酎に使われる麹(こうじ)は、中国から沖縄に渡り、沖縄から九州、本土へと伝わってきたそうです。
沖縄の酒といえば「泡盛」ですが、先月、県議会の商工労働企業常任委員会の視察で、地域ブランドの成功事例として、沖縄のヘリオス酒造を訪ね、製造工程を見させていただきました(写真・右)。
仕込から熟成まで、手間と時間をかけてこそ、旨い酒ができることを目の当たりにし、地域ブランドの成功には、こうした地道な努力が欠かせないと教えていただきました。
日本には、さまざまな優れた地域ブランドの商品があります。浦安商工会では、地域ブランド開発プロジェクトで、第二第三のブランドを誕生させることを目指しているそうですので、各地のさまざまな成功事例を参考に、観光で訪れた方々はもちろん、市民にも愛される商品を生み出していただきたいと、期待しています。
そういえば、千葉ブランドを積極的にPRしていくと宣言した森田知事。就任半年が過ぎましたが、成果はどのように測定しているのでしょうか・・・。認知度、イメージ、売上、集客など、数値でその効果を測るのは当然のこと。一度聞いてみようと思います。