あけましておめでとうございます。
2009年、年頭の言葉には「明日への一歩」という言葉を選ばせていただきました。
景気がどん底に向かっている中、とかげの尻尾を切るように、派遣社員や契約社員が切られ、内定は取り消しとなり、下請け企業には仕事が回らなくなり…。「これからますます悪くなるぞ」とあちらこちらで囁かれている今、多くの人が明日へ抱いているものは、「期待」よりも「不安」や「恐怖」なのかもしれません。
しかし、「こんな世の中に誰がした」、「こんな社会はもうゴメンだ」、そんな嘆きの中に、混ざりこんでいる”気づき”が、大きなウネリになってきている手応えを感じています。長きに渡る自民党政権の結果が今の社会です。この世の中は、多くの人が期待をこめて票を投じ、その担い手に実現してほしかったものとは確実に違うはずです。
「こんなはずではなかった」という気づきこそ、明日への一歩。
今、日本は、たいへんな重荷を背負っていますが、まだ間に合います。変わることができるのです。景気対策以外に需要のない公共事業や、増税前提のばら撒きをやめ、真に豊かな国家とはなんなのか、それを突き詰めて議論することが、今最も大切な政治の姿ではないでしょうか。
そんな政治を選ぶ機会が、遅かれ早かれ、今年中に確実にやってきます。明日への一歩を踏み出し始めた人々が、「日本を変える」ことを選ぶことを信じて、私は私の歩みを着実に続けて行きたいと思っています。
今年もよろしくお願いいたします。
2009年の初頭に。矢崎けんたろう