ちょっと、時間がたってしまい、書きにくいんですが…。
先月の大雨のそして、寒い日に、民主党千葉県議会の有志で、八ッ場ダムに視察に行きました。もっとも、ダムはまだ完成していませんし、いつ完成するかも不確かなので、正確には”八ッ場ダム建設地”に視察に行ったと言う方が正しいかもしれません。
1日目は、地元の方の案内で吾妻川流域→ハッ場ダム建設地→ダムに沈む予定の川湯原温泉を見て、翌日は国土交通省の職員の話を聞きました。
視察の数日前に新聞報道もされましたが、道路特会を財源とした予算(170億・事業費以外)の投入で、八ッ場ダム周辺の付け替え道路は約5割が完成しており、周辺工事は、思ったより進んでいました。しかしながら、ダム本体の着工は見通しが立っていない状況で、吾妻渓谷の自然は、まだ手つかずの荘厳な美しさを残しています。
「まだ間に合う」と安堵すると同時に、遅れながらもじりじりと進んで行く計画の現実を見た気もしています。住民の移転希望は、当初の1/3の134世帯ということです。残りの住民の方々は、日々この現実と向き合いつつ暮らしている。その焦りや不安は、どれほどのものかと思います。
国と一都五県が関わるこの工事。止めることができるのか。止めるためにはどうしたらいいのか。他県の県議などとも意見交換をしていかなければならないと感じました。