市内在住の(財)マンション管理センター総合研究所 主席研究員、廣田信子氏が代表を務めるマンションコミュニティ研究会設立記念フォーラムに行ってきました。
「本音で語ろう マンションのこと・地域コミュニティのこと」と題し、マンションと地域コミュニティの現状を様々な視点から明らかにし、マンションに集って住むことの意味を問うフォーラムです。
多くの家庭が寄り集まって住んでいるマンションは、本来ならば、コミュニティを形成しやすい住まいのかたちであるはずですが、ご近所づきあいは、面倒なものと思われている傾向があり、住民同士のつながりは、希薄になりがち。しかし、単身者世帯や高齢独居が今後ますます増加して行くなか、孤独死を防ぎ、災害時に助け合える最低限の関係を、近所につくることが重要。という視点から、まず、両隣上下など、もっとも身近な場所から、挨拶を交わすだけの関係より、もう少し踏み込み、名前と家族構成くらいは把握し合えるネットワークを築いて行こうと、コミュニティーカードを送る(年賀などを機会に近所の家のポストにカードを投函する)活動の紹介などが行われました。
同研究会が目指すもののひとつ、「多様な価値観やライフスタイルが尊重されながら、繋がっている安心を感じられるマンションライフ」は、まさにマンション住まいの理想的なあり方だと思います。
そして、その目指すものに向かって、研究や提言にとどまらず、アクションを起こすメンバーのみなさんの情熱にも感服しました。
私自身、具体的な活動は難しいかもしれませんが、マンションにおける良好なコミュニティの形成は、県政にも大きく関わることですので、研究員として登録させていただきました。