今月13日、千葉県議会6月定例会が閉会しました。
それに先立つ9日に、立憲民主・千葉民主の会から熊谷知事に「児童等の交通安全確保に関する要望書」を提出。
これは先月28日に八街市で、下校途中の小学生の列に飲酒運転のトラックが突っ込み、2人が死亡、1人が重体、2人が重傷を負うという大変痛ましい事故が発生したことに対して、二度とこうした交通事故が起きないように、県に要望したものです。
具体的には8テーマ30項目と多岐にわたります。
8テーマについては下記の通りです。
1 交通安全意識の高揚・飲酒運転根絶に向けた啓発
2 安全運転の確保
3 通学路等の道路交通環境の整備
4 車両の安全性の確保
5 交通指導取締等の強化
6 交通事故被害者支援の充実
7 交通事故調査・分析の充実
8 学校等に対する交通安全施策の充実・強化
会派を代表して私から熊谷知事に要望書を手交したあと意見交換を行いました。
知事からも「要望をしっかりと受け止め、県としても国や市町村と連携して対策を進める」との発言がありました。
そして、閉会日に熊谷知事より、通学路等の取締り強化や飲酒運転撲滅に向けた事業を盛り込んだ補正予算1億円が提出され、可決しました。
具体的な内容は、下記の通りです。
持ち運び可能な速度違反取り締まり装置(移動式オービス)3台から10台に増強。
飲酒測定器も60台増強。
飲酒運転根絶に向けた、ラジオCMや動画を用いた広報啓発。
今回は県議会各会派からの要望とそれに対する熊谷知事のスピーディーな対応で早期に対策が打てました。
このような痛ましい事故が二度と起きないように、これからも行政と議会が協力して取り組んでいく必要があると思います。