2月定例会が開幕しました。先日この記事(「予算委員会議案説明」)でもお知らせした、平成21年度当初予算案をはじめ、45議案が提出されました。
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写真は、今年度の2月補正予算案の資料です。読みにくいかもしれませんが、「県債」の項目の内訳に「うち減収補てん債」とあります。
その額345億円。9月補正の段階では、210億円を見込んでいましたが、大幅に増額されています(9月補正の記事)。
9月時点で、-197億円と見込まれていた県税収入減は-372億円にもなり、景気の急激な落ち込みが如実に現れています。一方、歳出のほうは、経済対策などでふくらみ、20年度の最終予算規模は、当初予算から456億円(5.3%)増の1兆5157億円と大幅に増額されました。
9月補正時点でも、90億円の財源不足。この収支の更なる開きには、前出の大幅に増額された345億円の減収補てん債や行政改革推進債85億円、退職手当債42億円などの起債(借金)と、248億円の国庫支出金などで、なんとか帳尻をあわせてきています。
人件費を16億円減らすなど、経営的経費削減への努力が伺えるものもありますが、巨額の借金で財源不足を賄う経営体質を抜本的に改革する必要性を強く感じます。
平成20年度末の県債残高は、2兆5,731億円。県民一人当たり42万2千円になります。