安倍政権の集団的自衛権行使への解釈変更は容認しない!慎重審議を求め、
安全保障関連法制へ意見書提出を発議
前衆院選の圧勝を経て圧倒的多数におごる安倍政権は、議会制民主主義の正しい姿を見失っているように思えます。安全保障関連法制は、野党議員の質問に真摯に答えることもなく議論を尽くさぬまま、衆議院特別委員会及び本会議にて強行採決されました。
憲法審議会の参考人となった高名な憲法学者3人全員が「憲法違反」と述べたこの法制は、立憲主義に反する解釈変更であり、到底容認できるものではありません。民主党千葉県議会議員会では、強行採決に先がけこの法制を廃案に追い込むため、慎重な審議を求める意見書の提出を発議、6月議会に提出しました。
結果として、県議会でも過半数を超える議席を持つ自民党に否決されてしまいましたが、廃案に向け引き続き活動をしています。
「どうすれば、廃案にできるのか?」
安全保障関連法制の動きに伴い、民主党千葉県議会議員会では、否決された意見書の内容と提出の経緯を報告するとともに、この法制に関する私たちの考え方を訴えるため、県内各地で駅頭活動を展開しています。
冒頭の「どうすれば廃案にできるのか?」は、そうした活動の中で、県民のみなさんから最も多く投げかけられる質問です。
法制は、参議院に送られ審議中ですが、参議院でも与党が過半数を超えており、否決されるとは考えにくい状況。また、審議が長引くと「60日ルール」(参院に送られた法案が60日以内に採決されない場合否決したとみなされる憲法59条の規定)が適用され、もう一度衆院で議決できることになり、3分2賛成で法案が成立してしまいます。
安倍総理は、この法案を提出する前から、「本国会で法改正を成立させる」と明言しており、3度の強行採決も辞さない姿勢。その強行姿勢を揺さぶるものはなにか。それは、みなさん一人ひとりの声に他ならないのです。
私たち民主党議員は、日々駅頭で市民・県民に呼びかけを行っていますが、日がたつにつれ力強い手応えを感じるようになってきました。安全保障関連法制反対の声を上げ、その輪を拡げること、そして安倍政権の支持率を徹底的に下げること、それがこの法案を廃案につなげる唯一の道です。
「家族がささやかな食卓を囲んで微笑みあう。そんな小さな幸せを守りたい」これが私の政治信条です。戦争は、言うまでもなくその最も対極にあるもの。集団的自衛権の行使を認める「新三要件」には明確な歯止めがなく、法案が成立すれば、専守防衛を超えた道への歩みが始まってしまいます。
その歩みを止めるために、今、声を大きな力にしましょう!