NPO法人「猫たちの幸せを守る会」の方々が、全国から集めた1万5千人の署名を携えて、県に要望書を提出することになり、この問題に取り組んできた関係から、提出に同行させていただきました(→過去の動物愛護記事)。
要望書の内容は
1.殺されるために生まれてくる命をなくすよう、県内市町村に動物(ペット)の不妊・去勢手術の助成金の交付を推進してほしいこと
2.千葉県を日本一動物にやさしい県にしてほしいこと
の2点。
要望書と署名を受け取った健康福祉部長は、「現在、助成金を交付している市町村の事例を、実施していないところへ情報提供するなど、県としてできることを考えてみる」という趣旨の発言をされ、一応”前向き”と、とれる反応でした。
平成20年度、千葉県内の動物愛護センターで処分されたペットは、犬4,040頭、猫6,220頭の計10,260頭。相変わらず全国1~2位を争う処分数です。
要望書に添付された資料には、1頭も殺処分しないドイツのシェルター制度や、民間委託が進み殺処分数を大幅に減らしたアメリカのアニマルシェルターの事例などが紹介されており、動物愛護施策の将来像が見えたような気がしました。
引き続き取り組んでいきたいと思います。