だいぶ前の話なので書きにくいのですが…いつものことですみません。
先月20日、超党派で組織する千葉県議会観光立県推進議員連盟の視察で、東京湾上に浮かぶ人工島 東京湾第二海堡(東京湾防衛のため1914年に完成した要塞)や東京湾の海上の安全を守る海上保安庁の東京湾海上交通センターなどを視察してきました。
写真は、海上交通センターにて、船舶の航行を監視するモニターを覗き込んでいるところです(隣に写っているのは、公明党の塚定議員)。
「廃墟景観」という言葉をご存知でしょうか。世界遺産の指定を進めている軍艦島が、観光資産としても注目を集めていますが、風化した廃墟が「うつろい景観」として感性に訴えるということで廃墟の写真集が出版されたり、「産業廃墟景観論」という研究もあります。
東京湾第二海堡は、そうした廃墟景観の観光資源として、研究の対象となっています。
ここに土木学会の論文があります→「景観資産としての東京湾第二海堡に関する研究」
視察では、特別に上陸させてもらい、1914年当時の日本の土木技術に感心するとともに、廃墟景観としての評価を体感することができました。
党派・会派を超えた議員連盟での視察は、他党議員などとの意見交換の機会もあり、たいへん良い刺激をいただくことができました。党は違っても、「この千葉をより良くしたい」という想いは同じ。主義主張を超えて、県民本意で議論できることが、地方議会の理想の姿であることを、確認することができました。