ご報告が遅れましたが、10月6日の環境生活警察常任委員会の後に、委員会で東金の千葉警察学校を視察しました。市民・県民の安全・安心な暮らしを守る「警察官」という職を選んだ若者たちが、きびきびと訓練に励む姿に感動を覚えました。
千葉県は、犯罪の件数が年々減少しているものの、警察官1人当たりの刑法犯認知件数は全国第3位(19年度)、重要窃盗犯認知件数では全国第1位(同)と、警察官の負担が依然として重い状況にあります。
こうした状況を踏まえ、県では、警察官の増員を警察庁に要請しており、昨年も増員がありましたが、警察官のなり手の不足は全国的な問題で、この先順調に増員が図れるのか、不安が残っています。
しかし、今回の視察で、近い将来、県の治安向上に確実に役立っていくであろう若者たちの姿に触れ、心強さを感じることができました。こんな時代にあっても、まだこんな若者たちがいるならば、今後増えていく可能性もゼロではない訳です。
物事には裏と表があり、見る方向によって見え方が変わります。悲観的に「足りない足りない」というよりも、「まだこんなにいる。これからもっとふやしていける」と思えば結果は違ってくるのかもしれない…。彼らの姿に、そんなことを教えてもらったような気がしています。