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かずさアカデミアパーク再建支援に4社
自立経営と事業による県への貢献を。
今年1月、約58億円の負債を抱えて経営破たんし、現在、民事再生手続き中の県の第三セクター「かずさアカデミアパーク」の再生スポンサーが決まり、今月6日に発表されました。
再建支援を行うのは、パーク内のホテルを運営してきたホテルオークラと、日本電波塔、マザー牧場、グリーンコアの4社グループ。現在、県が年間約5億円で委託しているホール運営事業も、継続委託される見通しです。
かずさアカデミアパークの経営破たんによる県の損失は、出資金35億円、貸付金約16億4千万円、債権保証約8億3千万円など、計約59億4千万円にものぼります。
これらの資金は、県民の税金で負担してきたものです。新たに、経営を担う4社グループは、その事実に目をそらすことなく、県に依存しない健全な経営を確立するとともに、観光の活性化など、県に役立つ事業展開を行う責任を担っています。
かずさアカデミア構想は、四半世紀以上前のバブル突入期に策定された事業です。引き続き、この構想の抜本的な見直しを求めてまいります。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)