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臨時医療施設設置も含めた
コロナ病床の確保を
感染拡大が止まりません。千葉県内の病床ひっ迫度は8割を超え、療養者のうち入院できている割合は8%程度と極めて低い水準。柏で自宅出産後に亡くなった赤ちゃんをはじめ、自宅療養中や入院待機中に亡くなった事案も報告されています。
もはや医療崩壊は、「はじまっている」ととらえるべき状況。あらゆる手段を講じて病床確保に動かなければなりません。
県では既存のコロナ患者受け入れ病院の病床拡大や、新規に受け入れを開始する病院の確保等を推進していますが、この先の中等・重症患者増加に備え、臨時医療施設設置について具体的な検討に入る時期に来ていると私は考えています。
新型コロナの臨時医療施設は、昨年4月議会で設置条例が可決。今年1月には、設備や人材の確保も含めた「臨時の医療施設の開設及び運営計画」も策定されています。設置には、様々な課題もありますが、分散している患者をひとつの場所に集めることで人的・物的な医療資源の効率化が図れると考えています。これ以上一人で亡くなる方を増やさないためにも、設置推進を提言してまいります。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)