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血液不足解消と市民の安心
献血で希望者全員に抗体検査実施を提言
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全国的に血液不足が深刻です。
千葉県でも、緊急事態宣言下にあった今年4~5月の献血協力者数は、前年比で約8%減少しています。血液は、長期保存ができず、血小板は献血後4日間、赤血球は21日間、血漿(しょう)は、冷凍後1年間しか使用できません。常に新しい血液を集める必要があるのです。

世界的な感染拡大で、他国でも血液不足は深刻。それを解消する策として、米国赤十字は、全献血協力者に、新型コロナウイルスの抗体検査を実施し、アプリやWEBサイトを通じて、本人に結果を知らせると発表しました。
日本でも抗体検査キットの評価を一部の献血協力者を対象に行いましたが、あくまでも評価のためで、本人は結果を知ることができません。
今後、延期した手術の再開が見込まれ、新しい血液の確保は急務。身近な献血で抗体検査ができれば、市民の安心につながり、全国的な感染状況の把握も可能となります。
今月23日、一般質問で献血の抗体検査実施を提言。党を通じて、国にも働きかけてまいります。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)