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東京湾ツーリズム実証実験
大型クルーザー 実験運行
海に囲まれた千葉の可能性を最大に引き出すために、東京湾水上交通が有効であると提言してきました。
今年度、「東京湾ツーリズム実現可能性調査事業」として事業化され、海上交通整備のための基礎調査や課題抽出が行われています。
それが、また一歩前進することになりました。県は、2月定例会に提出した補正予算案の中に、「東京湾ツーリズム旅客船運航実証実験事業」として2千万円を計上。来年度中に、千葉市、船橋両市と共同で、大型クルーザーの実験運航が行われます。
この実験は、東京の有明桟橋から、船橋・千葉を結ぶルートを1カ月間に渡り運行するもの。停泊場所でのイベントや観光、マリンスポーツ体験などの他、航路沿岸の特徴を活かした「工場夜景クルーズ」「花火クルーズ」なども企画案としてあがっています。
東京湾ツーリズムは、観光資源の掘り起こしや経済活性化など、複合的な成果が期待できる施策です。しかし、観光客ばかりでなく、県民に愛されることが、事業の安定のためには欠かせません。
そうした点も踏まえながら、引き続き実現に向け活動してまいります。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)