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4年間で約20%の税収減
将来に影を落とす千葉の財政状況
2月議会の開催中です。今回の議会に提出された23年度の一般会計当初予算案は、過去2番目の規模となる1兆5595億円。私が取り組んできた、中小企業支援や交通安全施設整備(歩道、交差点、信号など)、県立高校耐震化、老人福祉関係事業などが、主要事業として盛り込まれていることに手応えを感じると同時に、こうした事業を行う財源のうち、約16%が債務であることに強い危機感を抱きました。

私が議員となった19年度には、7973億円(構成比55%)あった県税収入は1632億円(約20%)も減少、当初予算のうち、県税の比率は、40%にまで落ち込んでいます。
件際の多くを占める臨時財政対策債は、事実上の交付金と言われますが、後年度に交付金減額というかたちで返していかなければなりません。
今後、更に少子高齢化が進行する中、将来的に県民の生活を守っていけるのか、強気の予算編成の根拠を厳しく問い、審議してまいります。
千葉の財政状況は深刻です。真の財政再建に、県をあげて全力で取り組んでいかなければなりません。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)