千葉市の熊谷俊人市長がマニフェストに掲げていた千葉都市モノレールの社長公募受付が、4日からはじまりました。
千葉都市モノレールは、整備に約2500億円が投入された第三セクター事業。巨額な整備費の返済と、予想の1/3以下という利用客の少なさが経営を圧迫し、単年度で200億円近い赤字経営となっていました。
2006年に、国土交通省に認定され、産業活力再生特別措置法に基づく事業再構築計画を実施。99%の減資を行い、千葉市、千葉県の貸付金を資本に転換(事実上の借金棒引き)、また減価償却の計上を避けるため、90億円分の資産を市に移管し、名目上は黒字化を実現しました。
これについて、熊谷市長は市議時代から「ごまかしの黒字化」と批判しており、市長選に臨む際に、本当の意味の経営改革をするため、これまで、市のOBなどが就いていた社長のポストに、民間から人材を登用すると公約しました。
公募開始に際し、「民間の経営感覚を持った社長のもとで積極的な営業や広報活動が必要」と熊谷市長。
かねてから東葉高速鉄道に民間社長の登用を求めてきた者として、同感するとともに、今後の動きに注目していきたいと考えています。
公募受付は、2月12日まで。
1.新規事業の企画立案、または推進業務経験
2.商品開発等のプロジェクトマネジメント経験
3.経営企画業務経験
4.組織マネジメント経験
などがある人材を求めているそうです。
詳細→千葉市ホームページ 千葉都市モノレール株式会社の社長公募ページ
実は、この記事が掲載された前日、賀詞交歓会で、久しぶりに熊谷市長と再会したんですが、このことで意見交換すれば良かったです。次回会った時には、話をしてみようと思います。