改選後の委員会は、3度目の「総合企画水道常任委員会」の所属となりました。
以下質疑内容です。
◆◇◆地方創生総合戦略について
人口減に備え活力ある千葉を
昨年末、政府は、30万人規模の雇用を地方に創出することなどを目標に掲げた人口減少に対応する5カ年計画「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を閣議決定しました。
それに伴い、全ての自治体は、今年度中に「地方版総合戦略」を策定するよう、求められています。
千葉県では、知事が選任した有識者、実業界、団体等の代表からなる「千葉県地方創生総合戦略策定懇談会」を設置し、策定に向けた意見を取りまとめています。
国の総合戦略では、「人口減少と地域経済縮小の克服 」のためには、地方から東京圏への人口流出に歯止めをかけ、「東京一極集中」を是正することが掲げられています。
しかし、千葉には、「くらし満足度日本一」を目指すことで、人口減少に歯止めをかけ、活力を維持することなどが盛り込まれた総合計画「新・輝け!ちば元気プラン」が、最上位の計画として存在しています。策定中の千葉版の総合戦略が、どのような位置づけになるか確認しました。「この戦略は、総合計画の中に含まれるもので、人口面・地方の活力に特化したもの」(政策企画課長)とのこと。千葉は、国が定める「東京圏」に位置しますが、満足度を追求する独自戦略を保持し、人口減に備えて行くよう、要望しました。
◆◇◆交通政策審議会答申について
アクセス向上で千葉の可能性を拡大
国土交通省が2015年度中にとりまとめる新たな鉄道整備計画に向けた交通政策審議会へ、千葉県からどのような要望をする予定か確認しました。
東京8号線(有楽町線の野田延伸)と、東京11号線(地下鉄半蔵門線の松戸延伸)が、盛り込まれる予定。また、「京葉線りんかい線の相互直通運転にも、県として力を入れていかなければならない」(交通計画課長)との答弁。更に成田空港駅進入路の複線化なども検討にあがっているとのことです。
鉄道のアクセス向上は、県の活力増大につながります。アクセスの利便性拡大は、街の可能性はもちろんのこと、県民の可能性拡大にも繋がる重要な施策です。積極的な推進を要望しました。