2月に行われた総合企画水道常任委員会では、震災時に多大な漏水被害が生じたことから、対策を取るよう強く要望してきた上水道の監視システムの整備・導入が確認できました。
以下、抜粋でご報告します。

◆◇◆配水管理テレメータ整備事業について
早急な全域の整備を
排水管理テレメーターは、給水区域内の配水状況を監視するシステムで現在186局設置されています。しかし、老朽化が進んだものや、震災時に通信の断絶で機能しなかったものもあり、早急な更新が必要でした。
浦安では、上水道の漏水の復旧が遅れ、被害が生じたエリアもあり、新たな災害に備え、対策を取るよう強く要望してきました。その結果、浦安が含まれる葛南地区は整備が先行され、今年2月から供用が開始されています。残るエリアに関しても、整備を急ぐよう求めました。
また、元町のような狭隘道路の消火用水源として、排水栓を活用することに関して、市町村要望に応じて推進するよう確認しました。
◆◇◆JR京葉線・りんかい線相互乗り入れについて
実現に向け粘り強い取り組みを
京葉線・りんかい線の相互乗り入れに関しては、今年1月森田県知事とJR東日本本社社長との会談で、社長から前向きな発言が得られたことを踏まえ、今後の戦略を確認しました。「当事者である、東京都・東京臨海高速鉄道・JR東日本の検討状況を見極めながら、適切に取り組んでいく」との回答でした。実現すれば多くの県民の利便性が高まり、観光地へのアクセスも向上します。
引き続き県も主体的に取り組んでいくよう求めました。
◆◇◆スポーツコンシェルジュ運営事業について
スポーツをキーワードに千葉の可能性拡大を
千葉県の可能性拡大に「スポーツ」というキーワードは重要です。オリンピックを見据え、国内外にスポーツスポットとして適した環境をアピールしようと、新たな事業が多く盛り込まれています。
スポーツコンシェルジュ運営事業もそのひとつ。ワンストップでキャンプや強化合宿の情報提供を行うとともに、誘致活動を行う専門の部署です。この事業に、2450万円が予算化されていますが、この予算に見合う結果を出していかなければなりません。
引き続き目標の明確化を指摘し、進捗を確認してまいります。