昨日、今年最後の定例議会が閉会となりました。
今議会は、5日に一般質問を行い、翌6日には常任委員会に出席、更に衆院選と、本当に慌ただしい議会でした。
衆院選の関係もあり遅くなりましたが、以下常任委員会の報告をいたします。
◆◇◆教員採用について
大学推薦による優秀な人材確保
県は、今年から、意欲のある優秀な志願者を確保するため、中高の数学と理科の教員に、「大学推薦特例選考制度」を導入しています。「教育は人」、すなわち教員が要になりますので、制度の進捗などについて質疑しました。
これまで関わりの深い大学に依頼し、9大学からの推薦があった。理数系の教育が今後重要になるので、推薦者数の拡大を図りたい」(教職員課長)とのこと。特例選考で採用した教員の教育成果に期待しつつ、注視してまいります。
◆◇◆食育について
毎日の健全な食が食育の基礎
葉県では、現在「第二期食育推進計画」を策定しています。私は、議員活動当初から、「食育の推進」を主要政策にあげており、県がどのような形で、食の大切さを教えているのか聞きました。
「一流シェフを招き、目の前で調理する食育教室、農業高校へ近隣の小中学校の子どもたちが行き牛の乳しぼりを体験、家庭科の授業で太巻きづくり、くじらを活用した調理実習など…」(学校安全保健課長)と、イベント的な取り組みばかり列挙する答弁。楽しいことばかりではなく、日々の食生活が健康をかたちづくることなどをしっかり教えてほしいと要望しました。
◆◇◆アクティブスクールについて
キャリア教育の積極的な推進を
は、今年度からキャリア教育や学び直しに重点を置く、地域連携アクティブスクールを2校設置しました。私は、県立高校における先進的な教育活動の支援拡大は、公立教育活性化の重要な手立てと考えており、議会でも、キャリア教育の推進や高校の支援を要望してまいりました。実現した2校では、どのような取り組みを行っているのか、たずねたところ、
中学校では力を発揮できなかったが、高校では頑張りたいという生徒を受け入れ、地元企業、地域の力を借りながら、自立教育を行っている。また、普通科にもキャリア教育を取り入れ、職業観の形成に努めている」(県立高校改革推進課長)とのこと。アクティブスクールは、4校の設置が計画されていますが、キャリア教育は、千葉の公立教育の特徴として、全校取り組みをすべきものと考えています。他県にあるような、進学校でのキャリア教育なども検討・研究していくよう、引き続き働きかけを行ってまいります。
今年も押し迫ってまいりました。やり残しのないよう、仕事納めまで駆け抜けてまいります。