先週の金曜日、昨秋の台風で大きな被害を受けた現状を見るために、立憲民主党千葉県議会議員会の仲間と鋸南町へ行ってきました。
今回は知人から紹介してもらった新井祐司さんに現地を案内していただきました。
新井さんは仕事をしながら、週末ごとに全国の被災地に入ってボランティア活動をされています。
鋸南町にも被災直後から、ずっとボランティアに入っていただいています。
ですので、今回は新井さんから、これまで見てきた鋸南町と、関わってきた住民の皆さんに対する熱い思いを込めての説明を聞かせていただきました。
県内の台風被害からの復旧復興については県議会でも様々に議論され、検証も行われ、県としての対策も立てられました。
しかし、今回の視察で、被災地の皆さんの生活はまだまだ元に戻っていないということがわかりました。
お話を聞かせていただいた女性は、発災直後から約1カ月間、避難所で生活し、家に戻りましたが、未だに家の中は修復されておらず、2階は住めない状況でした。
経済的にも、一部損壊との判定で十分な支援を受けられず、建て直すことも厳しいとのことです。
九州に住む弟さんからは、一緒に住もうと言って貰ったものの、やはり生まれ育った所からは離れられないと、涙声で話される姿には返す言葉が見つかりませんでした。
この他にも、被災された方々から、当時の被災状況や県に対する厳しいご意見等、貴重な声を聞くことができました。
最初の台風被害から約10カ月が経過しましたが、今なお街中にはブルーシートのかかったお宅が多く有りました。
間もなく、再び台風シーズンが来ることを考えると、早急に手を打たなければ、被災されて大変な思いをされている皆さんの安全安心を守ることはできません。
県に対しても改めてこの現状を伝えて、とにかくまずは被災住民の皆さんの生活再建を第一に、全力で取り組んでいきたいと思います。