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6月議会の代表質問で提言
「潜在保育士」の掘り起こし事業化
全国的に保育士が不足する中、千葉県でも保育人材の確保が難しい状況が続いています。県内に1460人(今年4月現在)いる待機児童解消のためにも、保育士確保に早急な取り組みが必要です。
資格を持っていながら、なんらかの理由で保育の職についていない「潜在保育士」。保育士不足の解消には、まずこの方々の実態を把握し、再就職を支援することが有効であると6月議会の代表質問で提言しました。
それを受けた形で「千葉県潜在保育士掘り起こし事業」が新規事業として9月議会に提出されました。県内約5万4千人の保育士登録者を対象に、就職意識・就労状況等の調査が実施され、保育士人材バンクの登録促進や、保育士の方々の就労実態、意識に合わせた就職支援が行われることになります。また、保育士確保の施策として、5年以上県内で保育士として勤務すれば、返済不要となる奨学金制度も新たに事業化されました。
保育士に限らず、医師、看護師、介護士など、県民の安心・安全な暮らしを支える職業の担い手が不足しています。今回の事業が、こうした不足人材解消の事例になるよう、成果を確認してまいります。
(浦安新聞掲載のコラムより転載)