先の12月議会での委員会質疑を抜粋でご報告します。
◆◇◆水道管更新計画について
統合の利点を示す共通方針が必要
今年度末で千葉県企業庁が清算されるのに伴い、工業用水課、施設設備課及び各工業用水道事務所は、水道局に移管されます。
現在水道局では、水道管の更新に伴い「長期施設整備方針」を策定中。工水も、統合後、中長期整備計画が必要となりますが、全く関連を持たせず、別個の方針が立てられる見通しです。
水道施設の整備には莫大な予算が必要です。2本立ての方針では、統合のメリットが示せないことを指摘し、水道局として総合的な視点で整備方針を立てるよう提言しました。
◆◇◆東京8号線の延伸について
実現に向け積極的な取り組みを
京葉線・りんかい線の相互乗り入れに積極的に取り組んできましたが、県内には他にも重要な路線の延伸計画が2つあります。
ひとつは、東京8号線(有楽町線)を豊洲から埼玉を経由し、野田まで伸ばすもの。ふたつ目は東京11号線(半蔵門線)を松戸まで延伸する計画です。いずれも平成12年に国の「運輸政策審議会(現・交通計画審議会)」で、平成27年度までに整備に着手することが適当な路線と位置付けられています。
今回、東京8号線の進捗を聞きましたが、「未だ着手に至っていない。例年国へ要望しているが、東京メトロにも支援・協力を要請している」(交通計画課長)という回答。整備が実現すれば、新たな通勤ルート確保によるラッシュ軽減など、浦安も含め県全体の交通利便性が変わります。引き続き粘り強く、そして積極的に取り組むよう求めました。
◆◇◆男女共同参画計画の策定について
防災分野での女性の活躍に期待
策定中の「第4次男女共同参画計画」に、基本的な課題として、「防災分野における男女共同参画の促進」が追加されました。具体的な事業内容を確認したところ、「高校生を対象とした防災教育の充実」「地域の防災ボランティアのリーダーとなる災害対策コーディネーターの活動支援」「消防団への参画促進支援」などを行うとのことです。
昨年33月、仙台市で開催された第3回国連防災世界会議で、防災分野での女性の参画の重要性等が盛り込まれた「仙台防災枠組 2015~2030」が採択されました。災害時のコミュニティの中で、女性の力がいかに重要か、実体験を経た上での東北から世界への発信です。
県の計画改定は、それを受けたものではありますが、パブリックコメントに寄せられた意見も参考にしながら、女性の力を千葉の防災力向上に活かせして行くよう要望しました。