昨日28日は仕事納め。
官公庁をはじめ、みなさんの会社も昨日は昼から大掃除、夕刻から忘年会という方が多かったのではないでしょうか。私は銀行務めでしたので、年末は毎年30日まで(平日ならば)、年始も一般企業よりは早く、なんとなく損をしているような気持ちになったものです。
今年は、官公庁と同じく、今日から休み!のつもりでしたが…そうは問屋は卸してくれないようで、大晦日まで予定が入っています。

ご存知の通り、議員は、議会に出席することだけが仕事ではありません。市民相談や調査、現場視察、各種会合への出席などなどは、曜日を選ばずやってきます。議会準備、県政の勉強、調べものも、初当選議員には膨大な時間が必要です。その上タウンミーティングの準備開催、駅頭活動など、民主党の仕事もあります。党の仲間との議論は、時に深夜を超え朝方まで続くことも…。
まさに議員の仕事は年中無休。4月に県政に送っていただいて以来、休みなく走ってきたように思います。そんな忙しい毎日ではありますが、それが掛け値なく楽しい。銀行で働いていた頃とは違う種類の充実感で満たされています。私がこうして充実感を感じていられることは、疑いもなくみなさんのご支援あってのことであり、年末にあたり感謝の気持ちでいっぱいです。
今年は、私にとって、大きな節目になる1年でした。16年間銀行で中小企業や商店の融資を担当してきた私は、大企業優先の経済施策により景気回復を声高に叫ぶ政府自民党が、どうしても正しいとは思えずにいました。日本の法人の約80%が社員30人以下小さな会社です。社員数100人を超える大企業は、1、2%しかありません。中小企業や商店が、この国を支えているのです。しかし、IT長者、株長者が社会の寵児のようにもてはやされ、毎日懸命に働いて社会を支えている小さな会社が「負け組」のように言われる世の中。どう考えても間違っています。家族で食卓を囲んで微笑みあう。そんなささやかな幸せすら脅かされる苦しみを、銀行の融資担当という立場で目の当たりにする中、「私にできることがあるはずだ」と政治を目指す決意したのは、丁度1年前のことでした。
平凡なサラリーマンで無名な私を県政に送るため、早朝から深夜までともに活動してくださった党・支援者のみなさんには、何度お礼を言っても足りません。全力でご期待に応えよう。当選時のあの気持は今なお熱く胸にあります。
「平凡な毎日でも、家族の笑顔が溢れている。そんなちょっとの幸せを守りたい」と、平凡ではない決断をした私を支えてくれた妻にも感謝しています(なんだか照れますが、面と向かってはなかなか言えないので…)。いつも私を癒してくれる娘たちの笑顔は、私の政治への熱意の原動力でもあります。子どもたちの未来のためにも、本当の意味で豊かな社会を実現しなければなりません。大晦日まで仕事があるものの、正月は、家族で食卓を囲んで平凡な幸せを分かち合いたいと思います。
1月7日には、現在編集中の議会報告を持って駅に立ちます。
今年1年、本当にありがとうございました。
良いお年をお迎えください。