12月議会に提出される議案説明がありました。早くも今年最後の議会が近づいてきました。
今回の議案は、指定管理者との契約や更新に関するものがほとんどで、補正予算1議案、条例関係10議案を加えて63議案が審議されます。
県では、来年度の予算要求が出揃い、当初予算(来年は知事選があるため「骨格予算」として組まれる)のやりくりに頭を悩ませているころ。
もともと、財政状況がきわめて厳しい上に景気の減速で、今年度は9月補正までに197億円もの税収減(見込み額)。減収補てん債という新たな起債で、当座をしのいだものの、見通しは更に悪化していることが伺えます。
県のホームページに「平成21年度当初予算要求通知のポイント」という文書が公開されています。予算要求をする際に留意することなどが書かれた文書ですが、「更に見通しが厳しいので、見直しを行いなさい」という雰囲気は伝わるものの、具体性がないのが気になります。もはや、「いくら節約しよう」という段階ではなく、「いくらでもできるかぎり節約」の段階ですから、削減目標を数値化しても、無意味なのかもしれませんが…。
こずかいを来年から50%減らせといわれたら、私はたいへん困りますが、数%なら減らせる自信があります。
千葉県の一般会計予算は約1兆4700億円。5%で735億円、3%で441億円、2%で294億円。今年度当初予算で財源不足だった145億円は、1%節約することで、解消できる計算になります。本当に、1%も減らす余地がないのか、考えて考えた上で予算を要求してほしいと願っています。
12月議会は、26日に召集されます。