先週水曜日、1148億円の一般会計補正予算案をはじめ、46議案が可決され、6月議会が閉会しました。
予算案の採決を前に、私たち民主党は予算案の組み換え動議を提出しました。どう考えても現実的だとは思えない、リニアモーターカーの検討協議会費の削除や、職員ボーナスの減額措置分を予算案に反映することを求めた動議でしたが、自民党・公明党の反対で、動議は否決。
予算案の採決では、民主党をはじめ、共産党、市民ネット・社民党・無所属が反対したものの、自民・公明の賛成で、可決となりました。
この議会の最大のテーマであった補正予算案は、マニフェスト実現に向けて森田知事がはじめて編成したものです。議場では、知事の編成の意図や想いが熱く語られ、議論が白熱すると思いきや、たんたんと答弁書を読み上げることに終始。質疑や一般質問では、言葉に詰まったり、職員に助けられることもしばしばで、拍子抜けの感が強い議会となりました。
森田知事に一票を投じた方々は、知事になにを期待したのでしょう。その多くは、杓子定規な議会や役所、そして県政を変えることではないだろうかと思うのです。
「彼なら変えてくれる」、「新風を注ぎ込んでくれる」。
そんな期待が1.015,978票の力となって、森田県政が誕生したと私は考えています。
県民が期待を寄せた森田知事らしい県政は、いつスタートするのか。それともその期待は、単なるイメージに寄せられたものに過ぎないのか。今回の議会で接した限りでは、答えは後者になりそうな予感がしています。