先月、千葉市美浜区にある「千葉県救急医療センター」を視察しました。緊急医療センターは、24時間体制で、緊急の心筋梗塞、脳卒中、頭部損傷などの重篤患者や、広範囲熱傷、指肢切断、急性中毒など、特殊疾病患者の診療を行う「高度救命救急センター」です。
一般外来などはなく、救急車やドクターヘリなどで直接搬送されるか、第一次第二次医療機関から転送されてくる重篤患者のみを対象にした独立型の第3次救急医療施設は、全国でもまれで、いわば千葉県の救急医療の中枢をなしている施設といえます。
様々な救急医療に対応するための設備が備えてあり、救命という名の命の戦いが、ここで日々行われていることを実感。物も設備も徐々に老朽化しつつあり、また、ヘリポートが道路を挟んだ向かいにある点など、施設として様々な課題を抱えており、予算との戦いがここにも及んでいることもあわせて実感しました。
救急医療センターは、県民の命を守る場所。本当に必要かどうかわからないダムより大切なのは言うまでもありません。