千葉民主連合設立
今月10日、野田佳彦衆議院議員(前総理大臣)が政治団体「千葉民主連合」を立ち上げ、設立総会には旧民進党系地方議員53人が出席しました。
千葉民主連合は綱領の中で、設立の趣旨として、安倍政権の暴走を止めるためには政権交代可能な野党勢力の結集が不可欠で、そのためには穏健保守からリベラルまでを大きく包み込む政治勢力の再起と躍進を遂げなければならない、としています。
具体的には、まず、現在、立憲民主党、国民民主党、無所属に分かれている旧民進党系地方議員の多くが立候補を予定している来春の統一地方選挙での候補者調整をしていく予定です。
野田佳彦衆議院議員も総会の挨拶の中で「もう1回、政権交代可能な国を作るために、まず千葉県で全員が当選できるよう、しっかり調整して協力しなければならない」と述べました。
私も今回、千葉民主連合に参加することにしました。理由は、私が政治を志した理由のひとつに自民党に代わり得る政党に参画し政権交代を実現するということがあったからです。この希望は2009年の民主党政権の誕生で実現したかに思えましたが、結果的にはガバナンスの無さから国民の信頼を失い、短命政権に終わりました。今思うと当時の民主党は政権交代が手段ではなく目的になっていたように思います。政権交代は手段にすぎず、本来の目的は、この国の政治や社会の仕組みをより良くしていくことだと考えます。その意味で、今回の千葉民主連合の設立趣旨には大いに共感できるものがありましたので、志を実現するためにも参加を決めました。
更に千葉民主連合が行う候補者調整にも期待します。というのも今の巨大与党に対抗するのに野党が、とりわけ元が一緒の立憲民主党と国民民主党が同じ選挙区で候補者を出し合ったら共倒れになる可能性があり、結果として与党を利するだけだからです。そのために、しっかりした候補者調整が求められます。
最後に千葉民主連合が目指すものをご紹介します。
1.自由と民主主義に立脚した立憲主義を守る
2.かけがえのない個人として尊重される共生社会を作る
3.未来への責任を果たし、改革を実行する
4.人への投資で格差を是正し、幸福のための経済を実現する
5.少子高齢化や過疎化に対処し、安心の社会保障を実現する
6.地方の創意工夫による自立した活力ある地域社会を実現する
7.国を守り国際社会の平和創造と繁栄に貢献する
8.地方政治を担い、政権交代を支える人材の育成を図る
平成30年6月13日
矢崎けんたろう